【2026年版】年末調整で会社に出す書類の基本|扶養控除等申告書・基礎控除申告書等・保険料控除申告書の違い
この記事のポイント
- 年末調整の書類は主に「扶養控除等(異動)申告書」「基礎控除申告書等」「保険料控除申告書」の3種類
- 基礎控除申告書は、配偶者控除等・特定親族特別控除・所得金額調整控除の申告書と1枚の兼用様式
- 2026年は基礎控除の引上げや特定親族特別控除、生命保険料控除の特例があり、書き方が昨年と変わる部分がある
年末調整の書類と受けられる控除
| 書類 | 主な役割・受けられる控除 | いつ出す? |
|---|---|---|
| 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 | 扶養控除、障害者控除、寡婦・ひとり親控除、勤労学生控除など。そもそも年末調整を受けるために必要 | 原則、その年最初の給与を受け取る時まで(内容が変わったら年末調整までに異動の申告) |
| 基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書 | 基礎控除、配偶者控除・配偶者特別控除、特定親族特別控除、所得金額調整控除 | 年末調整を行う時まで |
| 給与所得者の保険料控除申告書 | 生命保険料控除、地震保険料控除、社会保険料控除(自分で払った分)、小規模企業共済等掛金控除 | 年末調整を行う時まで |
会社によっては紙ではなく、年末調整のWebシステムやアプリで入力する形になっています。
扶養控除等(異動)申告書のポイント
- 扶養している家族、本人や家族の障害の有無などを書く書類です
- 年の途中で家族の状況が変わった(結婚・出産・子どもの就職など)場合は、年末調整までに内容を出し直します
- 2026年は扶養親族の所得要件が合計所得62万円以下(給与収入136万円以下)に引き上げられたため、新たに扶養の対象になる家族がいれば申告が必要です(扶養の年収の目安)
基礎控除申告書等のポイント
- 本人の合計所得金額の見積額を書き、その区分から基礎控除の額を求めます。副業の所得がある人は、それも含めて見積もります(年末調整と副業)
- 2026年分の基礎控除は、合計所得金額に応じて最大104万円です(令和8年分の改正点)
- 配偶者控除・配偶者特別控除を受ける人は、配偶者の所得の見積額を書きます
- 19〜22歳の家族の所得が62万円を超え123万円以下なら、特定親族特別控除の欄に記入します
保険料控除申告書のポイント
- 保険会社から届く控除証明書を見ながら、保険の種類(一般・介護医療・個人年金、新契約・旧契約)ごとに書きます
- 2026年は、23歳未満の扶養親族がいる人の一般生命保険料控除の上限が6万円に引き上げられています(生命保険料控除の特例)
- 自分で払った国民年金・国民健康保険の保険料(転職の空白期間など)も、社会保険料控除として書けます
年末調整で受けられない控除
次の控除は年末調整では受けられないため、受けたい場合は確定申告が必要です。
- 医療費控除・セルフメディケーション税制
- 寄附金控除(ふるさと納税をワンストップ特例で申請していない場合など)
- 雑損控除
- 住宅ローン控除の1年目
まとめ
- 年末調整の書類は「扶養控除等申告書」「基礎控除申告書等」「保険料控除申告書」の3つが基本
- 2026年は、扶養の所得要件・基礎控除・特定親族特別控除・生命保険料控除の特例で書き方が変わる部分がある
- 医療費控除などは年末調整では受けられず、確定申告が必要
この記事は国税庁「令和8年分 年末調整のしかた」(2026年10月時点で公開されているもの)にもとづく一般的な解説です。書類の提出方法や期限は勤務先の案内に従ってください。


